聴覚の鋭さ。 HSP傾向のある私の体験談。

HSPの特徴の1つとしてあげられるのが、五感(知覚・嗅覚・味覚・聴覚・触覚)の鋭さです。

今回は私の聴覚の鋭さについてお話ししようと思います。

 

 

私は物心ついた頃から、日常生活の中で自分の耳がとても良いことに気づく機会が多くありました。

それが果たして「聴力が高い」ということだったのかはわかりません。他の人の耳にも実際は聞こえているけれど頭が無視しているだけのものを、私は無視できなかった、ということなのかもしれません。

 

人よりも耳が良いと感じた場面としては、

 

・同じマンションのどの方向のどのくらい離れた部屋の鍵が開けられたかがなんとなくわかる。

・誰かが家に帰ってくるときに、扉に手がかかるよりずっと前からわかる。

・部屋の中に虫がいると、小さな虫でも存在がわかる。

・嫌いな音が含まれるCMが流れる時、言葉の一文字目の音でそのCMであることがわかる。

 

などが日常的にありました。

 

上3つについては、正直なところ音によってわかっていたのか定かではありません。

大まかに「感覚で」わかるという感じです。直感というものかもしれません。

ただ、他の人に言っても「?」という反応で返されて、後から「ほら、やっぱり!」となることばかりだったので、自分が特に鋭いのだと感じていました。

 

 

これらについては困るようなことではなく、むしろ便利な部分が多くありましたが、この聴覚の鋭さがマイナスに働く場面もありました。

例えば、

 

・他人の咀嚼音がどうしても無視できない(耳を塞いでいないと一緒に食べられない)

・発泡スチロールが擦れる音に耐えられない(わずかでも聞くと泣きそうになる。耳を塞いで声を出してかき消してしのぐ。)

・CMで流れる嫌な音に耐えられないため、テレビを安心して観られない

 

などのことがありました。

 

CMについては、同じ引越しセンターのいくつもあるCMのうち、1つだけで流れる音が苦手でした。しかし、CMの始まる言葉の一文字目でそのCMであるか判断できるようになったおかげで、始まった瞬間耳を塞いで声を出して凌ぐことができるようになっていました。

 

 

単純に聴力が落ちてきているからなのか、頭が苦手な音をある程度無視できるようになったからなのか。

聴覚が敏感であるがゆえにしんどかった部分は、歳を経るごとに少しずつましになってきて、少し楽になったように感じています。

 

 

 

あとがき。

毎日暑くて暑くてバテてしまいそうですね。

今海を見る機会が多くあるのですが、見るたびに飛び込みたくなります。

なんで私はカナヅチなんだ!